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井岡3階級制覇ならず、アムナットに1-2判定負け

2014年5月7日 22時11分

 7日大阪ダブル世界タイトルマッチのメインイベント、IBF世界フライ級タイトルマッチは、同級8位の井岡一翔(井岡)が王者アムナット・ルエンロエン(タイ)に1-2判定負け。3階級制覇はならなかった。アムナットは初防衛に成功。スコアは119-108、115-112でアムナット、114-113で井岡だった。

井岡3階級制覇ならず(ボクシングニュース)
井岡(右)はアムナットのアッパーに苦しめられた

 序盤はチャンピオンのペースだった。ガードを固めてジリジリと前に出る井岡に対し、アムナットはジャブ、そしてカウンターを機能させた。井岡の打ち終わりにカウンターを合わせ、特に左右のアッパーが効果的。井岡はジャブで試合を作ることができず、アムナットが8センチのリーチ差で優位に立った。

 苦しいスタートとなった井岡は流れを変えようと、4回から前に出る圧力を強め、5回からはボディブローを中心にアムナットに迫った。井岡は距離を縮めることに成功しながら、アムナットの鋭いカウンターを食らう場面がたびたびあって気が抜けない。必死に前に出る井岡、カウンターで迎え撃つアムナットという展開が続いた。

 7、8回あたりからアムナットに疲れが見え始め、井岡のプレスが効いてきた印象。アムナットは接近戦になるとクリンチで井岡の攻撃を封じた。アムナットが10回にホールディングで減点されると、井岡はさらにペースアップした。しかし11回はアムナットのアッパーと右ストレートがヒット。井岡も負けじと右をヒットさせる。井岡が攻勢に出て、アムナットがカウンターをあてるという構図のまま試合終了のゴングとなった。プロ初黒星の井岡は14勝9KO1敗。アムナットは13勝5KO無敗。

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