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ダルチニアンが再起 新鋭に判定勝ち

2012年9月30日 14時48分

 今年4月、東京でWBC世界バンタム級王者の山中慎介に挑戦して判定負けした“レイジング・ブル”ことビック・ダルチニアン(アルメニア=豪州)が29日(現地時間)、米コネチカット州フォックスウッズに登場。WBO世界S・バンタム級10位のルイス・オルランド・デルバジェ(プエルトリコ)と対戦した。

 試合前「彼は私に勝てない」と強気発言をしていたデルバジェだが、フタを開けるとサウスポーのダルチニアンが左アッパーなどを有効に使って終始優勢。唯一9回、プエルトリコ人の反撃でピンチを迎えたが、最終回も押し切り、3-0(99-91、99-91、96-94)で勝利した。この勝利でダルチニアンはNABF(北米連盟)S・バンタム級王者に就いている。

 メインではS・ミドル級ランカー、エドウィン・ロドリゲス(ドミニカ共和国=米)が強打者ジェイソン・エスカレラ(米)に8回12秒TKO勝利。またトリプルヘッダーのひとつ、ウェルター級戦ではアントニン・デカリエ(カナダ)がアレックス・ペレス(米)に6回2分54秒TKO勝ちした。
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