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木村が初防衛成功、知念に3-0判定

2014年6月7日 21時16分

 日本L・フライ級タイトルマッチが7日、後楽園ホールで行われ、王者の木村悠(帝拳)が同級3位の知念勇樹(琉球)を3-0判定で下し、初防衛に成功した。スコアは97-94、98-93、99-91。

木村が初防衛成功、知念に3-0判定勝ち(ボクシングニュース)
知念に右を叩き込む木村(左)

 初回は知念がよかった。長いリーチを生かしてロングレンジからジャブと右ストレートを打ち込み、ペースをつかむかに見えた。しかし2回からは木村が試合運びのうまさを発揮。脚を使って小刻みにポジションをずらしながら出入りのボクシングを展開し、1発を狙う知念を空転させる。5回を終わっての採点は49-46が2人に48-47。

 後半に入ると知念は巻き返しを図ったが、木村は全体的にディフェンスがよく、パワーは感じさせないものの、パンチのまとめ方が巧みだ。徐々にヒット数を増やして挑戦者を突き放しにかかった。あとのなくなった知念は9回、アッパーとフックをヒットさせてチャンピオンに迫るが、ここで崩れないのが木村の強さ。最終回を優勢に進めて試合を終えた。

 2月に決定戦を制して戴冠後、初防衛の木村は14勝2KO2敗1分。昨年の田口良一(ワタナベ)戦に続くタイトル挑戦に失敗した知念は14勝7KO2敗。

尾川は豪打を爆発させた

◇130P8回戦
尾川堅一(帝拳)[TKO4回38秒]カブリエル・ロヨ(比)
 11年全日本S・フェザー級新人王の尾川が距離を取り、体格で劣るロヨが追いかける展開。強打が自慢の尾川は強烈な右を何度か打ち込み、3回には右を効かせてから猛ラッシュを敢行してダウンを奪った。続く4回にラッシュしてストップとなった。4連続KO勝利の尾川は12勝10KO1敗。

◇S・ライト級8回戦
中澤将信(帝拳)[3-0(78-74×2、79-74)]岩下幸右(グリーンツダ)
 初回から積極的だったのはベテランの岩下。ショートパンチの連打で日本同級4位の中澤に迫った。中澤は岩下の攻撃をブロッキングで防ぎながら有効打を打ち込みポイントをピックアップ。4回には右を決めてチャンスを作ったが、岩下が闘志をむき出しにして反撃した。岩下は最後まで打たれても前に出るボクシングを続けて中澤を苦しめた。

◇110P8回戦
大塚博之(帝拳)[TKO2回1分35秒]タミンカオ・ソーターンティップ(タイ)
 連敗中の日本L・フライ級13位の大塚がタイのL・フライ級1位タミンカオを圧倒。初回にワンツーでダウンを奪い、2回に2度のダウンを重ねてTKO勝ちした。

◇フェザー級8回戦
佐々木洵樹(帝拳)[3-0(78-75、80-72、80-73)]丸岡航平(VADY)
 昨年6月、荒井遼晴(角海老宝石)に敗れて以来1年ぶりの試合となる佐々木は、サウスポースタイルからジャブ、左ストレートを次々と打ち込んでいった。防戦一方の元ランカー丸岡は徐々に距離を詰めてボディ攻撃などで対抗。佐々木は最後までKOを狙ったが、タフな丸岡に粘られた。

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