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内藤が初防衛に成功、粘る玉越に3-0判定

2014年6月9日 21時56分

 日本S・フェザー級タイトルマッチが9日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの内藤律樹(E&Jカシアス)が指名挑戦者の玉越強平(千里馬神戸)を3-0判定で下し、初防衛に成功した。スコアは3者とも99-91。

内藤が初防衛に成功(ボクシングニュース)
KOはならなかったが圧勝の内藤(左)

 前半はチャンピオンにとってもどかしい展開だったかもしれない。ベテランの玉越はフェイントを駆使しながら内藤に攻撃のチャンスをなかなか与えず、自らは時折右ストレートをボディに打ち込むボクシング。内藤は単発の左をヒットさせることはあったが、せめあぐねているという印象を与えた。それでも5回を終わっての採点は内藤が49-46、50-45(2人)でリードした。

 内藤は5回にペースアップ。グイグイとプレッシャーをかけ、左ストレート、さらには右フックもヒットさせていった。6、7回とラウンドを重ねるにつれ試合はワンサイドとなるが、タフな玉越は懸命に打ち返して応戦。内藤は最後までKOを狙い続けたが、玉越の粘りにあい、フィニッシュはできなかった。内藤は10勝5KO無敗。日本とタイトルは暫定も含めて6度目の挑戦失敗となった玉越は32勝12KO9敗6分。

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