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小原佳太が最終回TKO勝ち、岩渕との頂上対決制す

2014年8月11日 21時53分

 OPBF東洋太平洋S・ライト級タイトルマッチが11日、後楽園ホールのメインイベントで行われ、王者の小原佳太(三迫)が挑戦者同級1位の岩渕真也(草加有沢)に12回19秒TKO勝ちし初防衛に成功した。

小原佳太が岩渕下して初防衛成功(ボクシングニュース)
最終12回に岩渕を仕留める小原(左)

 日本から東洋にステップアップし、現在9連続KO勝利中の小原と、元日本同級王者でWBO同級13位にランクされるサウスポー岩渕との一戦は期待に違わぬ好勝負となった。

 先に仕掛けたのは岩渕だった。フェイントを駆使した変則的な動きから左ボディブロー、右フックを打ち込んでいきチャンピオンに肉薄。小原は冷静に右ストレートを上下に打ち分けて対抗。手数は少ないものの、時折2人が交錯すると激しくパンチが交換されるという緊迫したシーンが続いた。4回を終わって小原が39-37×2、38-38でわずかにリードした。

 試合は中盤に入るとヒートアップ。小原が5回、右ストレートを立て続けにヒットさせ試合のペースを引き寄せていくかに見えたが、岩渕のいきなりの左強打が小原をとらえる場面もあり気が抜けない。8回には岩渕が左を決めてラッシュを敢行。ホールが絶叫の渦に包まれた。

 8回を終わっての採点は小原が77-75×2、78-74でリード。あとのない岩渕だったがここからピッチは上がらず、逆に小原が10、11回と右をよくヒット。判定決着濃厚かと思われた最終12回開始早々、小原の右から返しの左フックが岩渕のアゴをとらえると、ここまで奮闘していたサウスポーはキャンバスへバッタリ。レフェリーがノーカウントで試合を止める鮮やかなフィニッシュだった。小原は12勝11KO1敗。岩渕は23勝19KO5敗。

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