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日本協会が袴田巌さんに記念パネル贈呈

2014年9月2日 19時22分

 日本プロボクシング協会は、元プロボクサーで3月に東京拘置所を釈放された袴田巌さんに、5月19日東京・後楽園ホールで行われた「WBC名誉チャンピオンベルト贈呈式」の写真パネルを贈呈した。協会の新田渉世事務局長が1日、袴田さんが入院する浜松市内の病院を訪れて手渡した。

日本協会が袴田巌さんに記念パネル贈呈(ボクシングニュース)
左から袴田さん、新田事務局長、秀子さん

 袴田さんは先週8月29日、浜松市内の自宅で倒れて緊急入院。容態が心配されたが、巌さんの姉秀子さんによると「持病の糖尿病の影響で少し体調を崩しただけ」とのことで、面会した新田事務局長も「お粥などの食事も摂れるようになり、思ったよりも元気そうな様子だった」と話している。

 日本プロボクシング協会がプレゼントしたパネルは、5月19日に行われた「ボクシングの日ファン感謝イベント」で、WBCが袴田さんのために用意した名誉チャンピオンベルトをリング上で贈呈したときのもの。パネルを見た袴田さんは「これは俺の顔じゃない」などと初めはかたくなに拒んでいる様子だったが、その後ロードワークの大切さなどボクシングに関する話題で盛り上がり、パネルと一緒に記念撮影をする頃には、まんざらでもなさそうな表情を浮かべていたという。

 1966年に一家4人殺害事件で逮捕され、裁判で死刑判決を受けた袴田さんは冤罪を訴え続け、静岡地裁は今年3月に再審開始と刑の執行停止(釈放)を決定。これに対し検察側が異議を唱えて即時抗告しており、現在も東京高裁で審理が続いている。=写真提供・日本プロボクシング協会=

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