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アジア大会 清水ら3選手の銅メダル確定

2014年10月3日 12時45分

 日本選手の決勝進出ならず……韓国仁川で開催中のアジア大会、ボクシング競技は2日、市内の仙鶴体育館で男子の準決勝が行われた。メダルが確定していた日本の3選手が決勝進出を狙ったが、昼の部に出場したフライ級の林田翔太(駒澤大学)、ライト級の清水聡(ミキハウス)とも奮闘及ばず判定負けとなった。

リードを差し合う林田(右)

 林田はスレイメノフ(カザフスタン)に0-3の判定負け。強敵相手に待っていては勝てないといつになく積極的に出た。しかしスレイメノフは接近するとしつこく多彩なパンチを繰り出して林田にプレッシャーをかけ続け、林田は終盤の挽回ならず。

右をカウンターで打ち込む清水(右)

 ロンドン五輪銅メダリストの清水は、実戦は五輪以降今回が初めてだったが、ブランクの影響もさほどなく、この日もドルジニャンブ(モンゴル)相手に長い左ジャブを的確に決め、左ストレートのカウンターも決まり快調にスタートを切った。その後も左強打を浴びせて、しかし採点は意外に厳しく初回から3回まで毎回9-10で取られていた。

左のショートを決める川内(左)

 夜の部に入り、L・ウェルター級の川内将嗣(自衛隊体育学校)に期待がかかったが、地元の林鉉喆が相手とあって、完全アウェイの試合となった。立ち上がり川内は右のリードを放ってペースを握りかけたが、その後林がやや強引なインファイトに出てプレッシャーを強めると、長い距離を維持できなくなり、乱戦につきあうことに。これも0-3判定負けだった。

 結局日本選手の銀メダル以上はならなかったが、一般社団法人日本ボクシング連盟の山根明会長は「3人はよく頑張ってくれた。アジア大会で日本のメダル3つは初めてではないか。最高や」と選手たちの健闘を称えていた。

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