ゴロフキン好調 ドネア戦はウォータース有利の予想
2014年10月14日 18時17分
2014年10月14日 17時28分
22日東京・代々木第2体育館の「ワールドプレミアムボクシング20」で、7度目の防衛戦に臨むWBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)が14日、東京・神楽坂のジムで練習を公開した。
現在5連続KO防衛中の山中は、今回の指名挑戦者スリヤン・ソールンビサイ(タイ)にKO勝ちすると、日本人として具志堅用高の持つ6連続KO防衛記録に並ぶ。元WBC世界S・フライ級世界王者のスリヤンは、1度もKO負けのないタフなタイ人だが、山中は「記録は意識していないけど、お客さんの期待に応えられるようなKOを見せたい」と当然のようにノックアウトを宣言した。
いまやすっかり安定チャンピオンの山中だが、その地に安住することなく、腕を磨き続けてきた。防御の際の微妙なブロックの高さや、打ち終わりのバランスなど、見ている人が気が付かないような細かい部分でレベルアップしたという。参謀の大和心トレーナーは、今回からパンチのある山中用に通常より固いミットを特注し、チャンピオンのパンチを受けてきた。
25日にモナコでスチュアート・ホール(英)とランディ・カバジェロ(米)によるIBFバンタム級王座決定戦が行われ、11月1日には米シカゴでWBO王者の亀田和毅が防衛戦に臨む。騒がしくなるバンタム級戦線については「次の試合でいっぱい、いっぱい。他の人のスケジュールまで知らなかった」と流したが、このクラスで主役の座を譲るつもりは毛頭ない。KO防衛を続けて、統一戦につなげる。それがチャンピオンの描く理想のストーリーだろう。
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