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中谷正義が東洋V2 宇佐美に大差判定勝ち

2014年10月28日 23時21分

 OPBFライト級タイトルマッチが28日夜、神戸市立中央体育館で行われ、チャンピオン中谷正義(井岡)が12位挑戦者の宇佐美太志(岐阜ヨコゼキ)に3-0判定勝ちで2度目の防衛に成功した。
 
 
 試合は、開始から中谷が長身を利して放つスピーディーな左ジャブで優勢に進めた。タイトル初挑戦の宇佐美も単発なら避けられるが、中谷が2発3発と繰り出すとなかなか攻撃まで手が回らない。
 
 左ボディー、右ストレートにもパンチをつなげ出した中谷は、時折相手の反撃を避けそこなうが、着実にリードを広げていく。しかし8回、宇佐美に右強打を合わせられて体がかしぎ、守勢に。このあたりのディフェンス面には課題を残した。
 
 それでも9回からのラウンドをチャンピオンが再び左ジャブで距離を取ってのアウトボクシングに徹すると、それ以上の波乱は起きなかった。安全圏の中谷は最後まで左ジャブが冴え、ポイントをピックアップ。118-111、118-110、119-111のスコアでベルトをキープした。
 
 無敗レコードを9(5KO)に伸ばした中谷だが、試合後は反省しきり。宇佐美をアウトボックスした終盤についても「そこから倒せればよかったんですが。攻撃力が足りないし、ディフェンスも課題。いま世界に挑戦したら倒されてしまう」と語り、大差の結果にも苦戦だと認めていた。敗れた宇佐美は12勝(9KO)2敗1分。
 
 
 セミのライト級8回戦は、日本同級5位の鈴木悠平(真正)が有馬啓祐(協栄)にフルマークの判定勝ち。メキシコ修行帰りの鈴木は持ち前のシャープな左ジャブ、右ストレートを上下に散らせてペースメイク。2回に右カウンターでダウンも奪ったが、防御に専念したサウスポー有馬を倒すまでには至らず。
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