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JBC安河内前事務局長の解雇は無効、東京地裁判決

2014年11月21日 18時20分

 日本ボクシングコミッション(JBC)を懲戒解雇された前事務局長の安河内剛氏(53)が、解雇処分は不当だとしてJBCを訴えた裁判で、東京地裁は21日、処分を「人事権の濫用」として無効と認め、未払い賃金や慰謝料の支払いを命じる判決を下した。なお、女性職員に対する解雇処分についても無効であるとの判決が下された。

記者会見する安河内氏(左)と弁護士

 判決によると、JBCは2011年6月、業務上の不手際を理由に安河内氏を降格処分とし、さらに減給処分、配置転換したのち、安河内氏がJBCを提訴した後の12年6月には懲戒解雇とした。JBCは解雇の理由として「別団体を設立しようとした上、個人情報を外部に漏らした」などと主張したが、判決は「懲戒解雇事由として被告(JBC)が主張する事実はいずれも認めることができない」とJBCの主張を退けた。

 弁護士によると、判決は解雇が無効というだけではなく、安河内氏の本部事務局長という地位も認めており「我々の主張が99%認められた」とのこと。同日記者会見した安河内氏は「いまのコミッションがどうかとか、だれかを糾弾しようという気はない。スポーツを統括する団体なので、とにかく話し合いがしたい」とコメントした。

 JBCは判決が不服な場合、2週間以内に控訴の手続きを取る。JBCは「判決文が届いていないのでコメントできない」としている。

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