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元2階級制覇バルデス 気迫のラッシュでウィルソンをTKO WBO・S・フェザー級暫定王座獲得

2024年3月30日 16時44分

 29日(日本時間30日)米アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナでリングに立った元2階級制覇王者オスカル・バルデス(メキシコ=WBO・S・フェザー級4位)がリアム・ウィルソン(豪州=同2 位)に7回2分48秒TKO勝ち。WBO・S・フェザー級暫定王座を獲得した。

気迫のファイトをみせるバルデス(右)

 昨年8月、同アリーナでWBO・S・フェザー級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)に挑戦し、判定で敗れたバルデスが復帰を果たした。相手はナバレッテと決定戦で王座を争い、ストップ負けしたものの、ダウンを奪い、ロングカウントが論議を呼んだウィルソン。しかし再起にかけるバルデスの攻撃の前に豪州人は2回から鼻血を流す。

 ペースを引き寄せたかに見えたバルデスだが、5回、ウィルソンが左ジャブから右を巧打して反撃に転じる。だが冷静に対応したバルデスは6回、左ボディー、右アッパーで仕掛け再びリード。次の7回、ファンの期待に応えるようにバルデスが左フックで効かせ、一気にチャージ。何とか踏みとどまろうとするウィルソンだったがバルデスの根性が勝り、レフェリーが割って入った。

バルデスは再起戦勝利に感激した

 うれしさのあまり、リングで泣きじゃくったバルデス(33)は32勝24KO2敗。ストップ前の場面で自身も被弾し、左マブタを2個所大きくカットしていた。敗れたウィルソン(28)は13勝7KO3敗。

 ナバレッテが5月18日に予定されるデニス・ベリンチク(ウクライナ)とのWBOライト級王座決定戦で勝利すれば、S・フェザー級タイトルを返上する可能性が大。その場合バルデスが正規王者に昇格すると思われる。Photos by Mikey Williams/Top Rank

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