アマチュアボクシングの2014AIBA女子世界選手権大会は24日、韓国済州島のハラ体育館で決勝戦が行われ、実施10階級で優勝者が決まった。4人の選手が決勝に残った強国ロシアはこの日3人が優勝し、今大会最多の金メダルを獲得した。
ベスト・ボクサーに選ばれたのはミドル級を制したクラリッサ・シールズ(アメリカ)。ロンドン五輪の同級金メダリストで、中国のリ・シャンに判定勝ちした。シールズは身長ではリに劣りながらも、スピードと回転力のあるまとめ打ちで相手を寄せ付けなかった。
また同じくロンドン五輪金メダリストのケイティー・テイラー(アイルランド)はアゼルバイジャン選手に判定勝ちでライト級優勝。これで世界選手権5連覇の快挙を達成した。
日本選手では、L・フライ級の和田まどか(芦屋大)が3勝を上げて準決勝まで進み、銅メダルをゲット。和田は優勝したナジム・キザイバイ(カザフスタン)に敗れ、決勝進出を逃したものの、日本女子初の世界選手権メダル獲得の殊勲だった。