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大場、中岸のラフ戦法制して再起

2010年11月20日 22時20分

 20日、名古屋国際会議場イベントホールで行われた10回戦は、大場浩平(大一スペースK)が中岸風太(カシミ)を3-0の判定に下してOPBFツニャカオ敗戦から再起に成功した。
 試合はスタートから荒れ模様。中岸がいきなり飛び掛って攻め立てた。右でホールドして左アッパーを連発すると、そのままもつれて両者がマットに落ちる。スリップの判定だったが大場のダメージは明らかだった。中岸はホールドの反則で減点を課せられるも、強攻を続けて大場を追い込んだ。序盤はラフな中岸が圧力をアピールしたが、中盤に差し掛かると大場が安定。ラフファイトを続ける中岸のボディーを攻めつけてペースを完全掌握。中岸は腹を抱えながらも執念を見せるが、それがダーティーファイトとなって現われ6回にもバッティングで減点1。大場は中岸の粘りにダウンを奪うまでは行かなかったが、98-91、97-92、98-91と大差で30戦目を飾った。28勝11KO1敗。中岸は17勝9ko3敗1分。
 セミ8回戦は林翔太(畑中)が坂井允(鈴鹿ニイミ)に6回TKO勝ち。元OPBFバンタム、S・バンタム級王者のロリー松下(カシミ)が骨折から戦線復帰。プラモド・ソーウォラピン(タイ)を左ボディー一発で沈めて大橋弘政にベルトを奪われて以来の再起に成功。またウェルター級11位の飯田将成(コパン星野)もアディテップ・デッチウェット(タイ)に初回KO勝ちしている。

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