石田順裕が恒例のLA特訓、課題は手数とスタミナ
2014年11月27日 15時47分
2014年11月26日 21時33分
OPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチが26日、東京・後楽園ホールで行われ、チャンピオンの江藤光喜(白井・具志堅S)が挑戦者1位クリス・ポリーノ(フィリピン)に10回KO勝ち。初防衛を成功させた。タイムは2分53秒。
6月に大激闘の王座決定戦を制した江藤の初防衛戦。背の低いサウスポーのポリーノはよく動きながら出入りのスピードと、カウンター狙いのボクシング。長身の江藤がプレスをかけていく形となった。江藤は2回に左フックをきれいにヒットさせたが、序盤はポリーノを攻めあぐねているという印象。4回を終わっての採点は38-38、39-37×2でわずかに江藤がリードした。
中盤に入ると、ポリーノのボクシングはさらにカウンター狙いにシフト。焦れて江藤がラフに出てくるのを待った。6回にポリーノが左フックを決めると江藤が後退。ポリーノがラッシュをして見せ場を作る。江藤はラウンド後半に右を決めて反撃。8回終了時の採点は79-73、77-75、78-74。
江藤は後半に入ってピッチを上げたが、下がるポリーノをなかなかとらえられない。しかし判定決着が濃厚かと思われた10回、江藤がコンビネーションを繰り出し、左右のボディブローを決めると、ポリーノが顔をしかめてキャンバスへ落下。何とか立ち上がったものの10カウントが数えられた。江藤は「東洋をやる気はもうない。来年は世界戦をやりたい」とリング上からアピールした。
◇51.0キロ8回戦
福本雄基(三迫)[負傷判定5回1分8秒3-0(48-47×2、49-47)]なかがまひょうぶ(白井・具志堅S)
元ランカーの福本が序盤、日本フライ級8位のなかがまのプレスをよくしのぎ、単発ながらジャブ、右ストレートをヒットさせて試合をリードした。空転させられていたなかがまは徐々にプレスを強め、4回には得意の打撃戦に持ち込んで福本に右を叩き込んだ。しかし福本は打撃戦でも譲らず、逆に5回には右でなかがまを後退させる。直後に偶然のバッティングでなかがまが左目付近をカットし、2度目のチェックで試合が終わった。
◇S・フライ級8回戦
江藤大喜(白井・具志 堅S)[3-0(80-73、79-72、80-72)]ゾレン・パマ(比)
日本S・フライ級3位の江藤は、4月に戸部洋平(三迫)との日本王座決定戦に敗れ、再起して2戦目。初回に近距離から左フックをカウンターで決めてダウンを奪った。かなりダメージのありそうなパマだったが、ここからガードを固めて前に出て、がむしゃらなボディ攻撃で江藤をたじろかせる。江藤は右クロス、右アッパー、ボディブローと次々と打ち込んでいったが、パマはなかなか倒れない。江藤の圧勝ながらパマの粘りが印象に残る試合。
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