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大阪市立大・坂本真宏がプロ入り

2014年12月2日 21時46分

チタニアナノチューブの画像を見せる坂本
 六島ジムの枝川孝会長は2日、大阪市住吉区長居東の同ジムで、大阪市立大学ボクシング部の4年生、坂本真宏(23)のプロ入りを発表した。28日に住吉区民センターでの同ジム主催の試合で4回戦に登場、来年は全日本新人王を目指すという。

 坂本は堺市生まれで、泉北高校から一浪後、大阪市立大学工学部に進学。テレビで長谷川穂積(真正)、名城信男(六島)の試合を見て、大学からボクシングを始め、通算24勝11KO6敗。今年は関西学生リーグの2部・3部トーナメントでフライ級優勝、大阪府大会でも優勝しているボクサーファイター。大学院(機械工学)進学の準備のため国体、全日本出場は断念した。しかし、大学院進学はかなわず、来年再挑戦することに。このため、大好きなボクシングと勉強の両立を目指し、プロ入りを決意した。

 堺市のアマのフィリアジムでも約2年コーチをしている坂本は「打たせないボクサーが目標。暮れの試合に全力でチャレンジ、来年は1試合ずつ積み重ねて、新人王を狙います」と語った。

 坂本の卒論テーマは、ビルの外壁塗装などに使用されている酸化チタン光触媒をさらに効率を上げる「チタニアナノチューブの形成メカニズムの解明」。将来はロボット工学の研究に進みたいそうだ。枝川会長は「国公立大学からのプロボクサーは学歴だけで注目されるが、坂本は学歴もボクサーの実力も兼ね備えている。今後が楽しみ」と期待をかける。坂本は3日、大みそかの世界前哨戦に備える井岡一翔(井岡)のスパーリングパートナーを務める。

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