IBF世界バンタム級王者ランディ“エル・マタドール”カバジェロ（米）が来年2月27日、米カリフォルニア州インディオで初防衛戦を行う。相手は昨年日本でWBC王者の山中慎介（帝拳）に挑んだアルベルト“メトロ”ゲバラ（メキシコ）に決まった。22日、主催のGBPから発表された。

　カバジェロ（22勝13KO無敗）は10月モナコで、スチュワート・ホール（英）との王座決定戦で判定勝利。念願叶い、地元での初防衛戦に臨む。「長い間の夢が実現する気持ち。私はいつも『ホームで世界タイトルを獲得するよりも防衛するのが希望だ』と言っていた。素晴らしい、印象的な試合をファンに披露する」と抱負を語っている。会場となるファンタジー・スプリングス・カジノでカバジェロは12戦全勝と好レコードを残している。

　対するゲバラ（18勝6KO2敗）もメキシコから声明を発信。「ランディ・カバジェロはいい選手でヤング・チャンピオン。ホームで戦えるアドバンテージもあるけど、今回は私の時間だと思う。自分がアンダードッグだということも私を奮い立たせる」

　ゲバラは昨年11月に山中に挑戦して9回KO負け。12年12月には当時のIBF王者レオ・サンタクルスに挑戦しており（判定負け）、今回が3度目の世界アタックとなる。