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村田諒太、国内調整で“攻めのコンディション”作る

2014年12月23日 19時06分

 30日に東京体育館でジェシー・ニックロウ(アメリカ)を迎え、プロ第6戦に臨むWBC世界ミドル級9位の村田諒太(帝拳)が23日、都内のジムで練習を公開した。

村田諒太が公開練習
田中トレーナーのミットにパンチを打ち込む村田

 今回、これまでと大きく変わったのは国内調整に専念したことだ。そのため海外からスパーリング・パートナーも5人招くなど、万全の環境に恵まれた。これには村田も感謝しており、「(スパー相手の不足が解消されるなら)日本で調整したほうがいいのでは」と言うほど。「おかげで、できるだけ追い込む時期を長く持てました。試合に向けて“攻めのコンディションづくり”ができました」と村田は満足そうだった。

 ニックロウについては「出入りの激しい選手で、スピードがあります」と分析。もちろんニックロウ対策も練ってはいるのだろうが、村田はその日その日でテーマを持ってトレーニングしてきた。「とても頭のいい選手であるうえ、課題を持って取り組むので、日に日によくなっています」とは田中繊大トレーナーの証言である。

 公開スパーは、元世界ウェルター級1位のマイク・ジョーンズ(アメリカ)と3ラウンド。重量感とキレを備えた右ストレートはさほど打たなかったものの、冷静に左ジャブでジョーンズを捕えていた。バッグ打ちやミット打ちで笑顔をのぞかせるなど、納得の調整が続いているようだ。

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