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王者粟生が始動 次は海外防衛戦も

2011年5月14日 7時26分


 粟生の次は海外で――? 4月8日神戸のトリプル戦で快勝し初防衛に成功したWBC世界S・フェザー級王者粟生隆寛(帝拳)が10日、試合から約1ヵ月ぶりにジムワークを再開した。この日はシャドー、パンチングボール打ちなど軽いメニューだったが、2週間ほど前からランニングをスタートしており、動きはなめらかだった。
 オフの間も、千葉県柏警察署で一日署長を務めたり、サイン会に出席したりの“公務”もこなした粟生。親しい長谷川穂積とも、試合後に1度神戸に訪ねて食事をした。気がかりな進退問題については、「難しい話はしなかった」という。
 2度目の防衛戦は「夏から秋にかけて、海外での試合もありえる」と、浜田剛史・帝拳ジム代表が明かした。ジムの同僚でライバルでもある下田昭文(WBA世界S・バンタム級王者)の海外防衛戦が内定しており、負けられないという気持ちも強い!?
 今後どんなチャンピオンになりたいかと尋ねられた粟生、答えは「上の階級のチャンピオンに、下から上がってきたらいやだなと思われるような選手になりたい」。近い将来に3階級制覇もあるか。

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