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ホセ・スライマン杯がパナマでスタート

2015年1月27日 16時10分

 1年前に死去したボクシング界のドン、ホセ・スライマンWBC前会長を記念する「コパ・ドン・ホセ・スライマン2015」トーナメントが先週水曜日21日(日本時間22日)パナマ市のアトラパ・コンベンション・センターで開幕した。

ホセ・スライマン杯がスタート(ボクシングニュース)
大会にはロベルト・デュラン(左)の姿も

 地元のプロモーター、ロヘリオ・エスピーニョ氏とWBCマウリシオ・スライマン会長がオーガナイズしたもので、バンタム級、フェザー級、ライト級、ウェルター級4階級でそれぞれ8人ずつ計32人のパナマ人選手が優勝を争う。21日にはライト級とウェルター級各4試合が6回戦で行われ、2回戦(準決勝・3月14日、各8回戦)進出8人が決まった。決勝は5月15日に10回戦で行われる。またバンタム級とフェザー級の1回戦は今月31日挙行される予定。

 WBAの本部国でWBCのイベントが開催されるのは意外な気がするが、これは首脳会議などで融和を図る両団体の歩み寄りと推測される。また12月のWBC総会で副会長に選ばれたパナマ人アルベルト・ゲラ氏の影響もあるようだ。今回の試合と前後しスライマン氏とWBA副会長ヒルベルト・メンドサJr氏がミーティングを行ったこともそれを裏付ける。

 パナマで開催される初のプロ・トーナメント。報酬は1回戦出場者が1000ドル、準決勝進出で2000ドル、決勝進出で3000ドル。優勝者は5000ドルをゲットし、自動的にパナマのナショナル王者に就く。またマウリシオ氏の計らいでメキシコの高地キャンプ地オトミで2週間トレーニングできる特典が与えられるという。

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