フロッチIBFタイトル返上、ダルチニアン再起戦
2015年2月4日 17時18分
2015年2月3日 21時27分
国内ボクシングは昨年11、12月に大盛況で1月は全国でわずか4興行と試合が少なかった。その影響か2月は試合が増え、注目試合も行われる。今月の見どころを紹介しよう。
■“世界前哨戦”
2月7日(土)東京・後楽園ホール
S・フライ級10回戦 五十嵐俊幸(帝拳)vsエフライン・ペレス(メキシコ)
2月18日(水)東京・後楽園ホール
IBF世界バンタム級挑戦者決定戦 岩佐亮佑(セレス)vsセルジオ・ペラレス(米)
2月27日(金)東京・後楽園ホール
OPBF・S・バンタム級タイトルマッチ 王者・和氣慎吾(古口)vs挑戦者ジミー・パイパ(比)
まずは元WBC世界フライ級王者の五十嵐が2月7日に登場。2013年4月に八重樫東(大橋)にタイトルを奪われた後はけがに泣かされ、手術も受けて1年のブランクを作って昨年9月に再起した。2015年は2階級制覇に向けて勝負の年。7日のメキシコ王者ペレスとの一戦はいわば査定マッチとなる。年内の世界挑戦に向けて内容も問われる一戦となりそうだ。
18日に登場の元日本・OPBFバンタム級王者の岩佐は長らく世界挑戦を熱望し、ようやく挑戦者決定戦を手に入れた。昨年はモチベーションの低下からピリッとしない試合が続いたが、もともと能力はピカイチのサウスポー。迎撃型のペラレスは決して与しやすい相手とは言えないかもしれないが、ここはきっちり決定戦を制して王者ランディ・カバジェロ(米)への挑戦権をゲットしてほしい。
27日の和氣も2015年の世界初挑戦が期待される一人だ。昨年は世界挑戦のチャンスがありながら棒に振ってしまっただけに、今年にかける意気込みは大きい。こちらも5度目の防衛戦で問われるのは試合内容。出入りのスピードを生かし、本人の言う「圧倒的な勝利」を決めて世界挑戦を高らかにアピールしたいところだ。
■注目ホープ対決
2月9日(火)東京・後楽園ホール
日本S・フェザー級タイトルマッチ 王者・内藤律樹(E&Jカシアス)vs挑戦者・伊藤雅雪(伴流)
注目の無敗対決は今年のチャンピオンカーニバルの開幕戦であり、同時にカーニバル屈指の好カードだ。往年の名選手カシアス内藤を父に持つ内藤は、なめらかなフットワークと柔らかいボディワーク、攻めては鋭い左ストレートを武器に、これまで危なげなく2度の防衛を成功させてきた。対する伊藤も瞬発力に優れ、得意のカウンターに磨きをかけて無敗街道を歩いてきた。「これに勝って日本タイトルは卒業したい」という内藤に伊藤が挑むスピードスター対決。
タイトル戦以外でホープ対決を挙げるなら27日の三瓶数馬(協栄)vs末吉大(帝拳)のS・フェザー級戦が興味深い。2013年全日本新人王の三瓶は昨年さくら淳(横浜さくら)にKO負けを喫したものの、体の軸がしっかりした好選手。パワーのある末吉もまだ1敗だけに、好勝負が期待できそうだ。
■女子ダブル世界戦
2月19日(木)東京・後楽園ホール
IBF女子世界L・フライ級タイトルマッチ 王者・柴田直子(ワールドスポーツ)vs挑戦者・花形冴美(花形)
WBC女子世界アトム級タイトルマッチ 王者・小関桃(青木)vs挑戦者アイサー・アリコ(比)
2月28日(土)大阪・アゼリア大正
WBO女子世界ミニフライ級タイトルマッチ 王者・池原シーサー久美子(フュチュール)vs挑戦者ジョゼベル・パカデュアン(比)
WBO女子世界アトム級タイトルマッチ 王者・池山直(フュチュール)vs挑戦者ノル・グロ(比)
まずは19日の東京。メインを務める柴田は3度目の防衛戦を迎えた。挑戦者の花形は昨年9月にOPBFタイトルを失ってこれが再起戦。柴田としては技術の差を見せてV3といきたいところだろう。昨年女子MVPの小関はついに15度目の防衛戦を迎えた。持ち前のスタミナと手数でアリコを圧倒し、防衛ロードをさらに伸ばす意気込みだ。
28日の大阪はフュチュールの2枚看板、WBO王者の池原と池山が登場する。昨年世界タイトルを獲得した池原はアグレッシブなボクシングが売り。前回は2-1判定勝ちだっただけに、今回はすっきり初防衛できるか。今回がV2戦となる45歳の池山は勝てば自らの持つ最高齢防衛記録を更新する。
2024年11月5日 7時17分
2024年11月3日 20時12分
2024年11月3日 19時52分
2024年11月3日 10時09分
2024年11月3日 6時28分
2024年11月3日 6時19分