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モラレス10年ぶりの地元登場 ロレンソを下す

2010年12月20日 15時34分

 復帰3戦目となる元3階級制覇王者エリク“テリーブレ”モラレス(メキシコ)が故郷ティファナに登場。フランシスコ・ロレンソ(ドミニカ共和国)に判定勝ちでWBC・S・ライト級シルバーベルトを守った。(12月18日)
 モラレスにとってはS・バンタム級チャンピオン時代の防衛戦以来、10年ぶりの地元リング。当初、元WBO世界J・ライト級王者ホルへ・バリオス(亜)を迎える予定だったが、直前にロレンソに変更された。序盤4回は公開スコアリングで3ジャッジともドローだったように互角の立ち上がり。5回、モラレスの右でロレンソが倒れ、カウントが入る。以後、メキシカンが的確なブローを決めれば、今年ホルへ・リナレスの再起戦の相手を務め、フルラウンド戦い抜いたロレンソは数発パンチを返して反撃。元王者をたじろがせる場面もつくる。8回終了時の途中採点は2-1と割れることに。それでも終盤、要所を占めたモラレスがストップに持ち込むことはできなかったものの、3-0判定勝利を飾った。公式スコアは116-111、114-113、115-112だった。
 モラレス(51勝38KO6敗)は正規ベルトでの4階級制覇を目指すが、全盛期の迫力が消えうせ、実現は難しいとの見方がされる。ロレンソは36勝15KO9敗。(三浦勝夫)
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