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宮森、韓国王者に2-1判定勝ち

2010年12月3日 22時22分

 3日、後楽園ホールのメイン10回戦で、18古河ジムのホープ宮森卓也が韓国S・フライ級王者鄭眞綺を下した。
 序盤、宮森は軽快なフットワークで左へ回り込み、右アッパー、右ストレートさらに左ボディーブローで迎撃。鄭の前進に対して素早い攻防の切り替えで着実にポイントを奪った。しかし鄭のプレッシャーは衰えることを知らず、豊富なスタミナを武器にぐいぐい宮森に迫る。ラウンドを重ねると宮森がつかまるシーンが増え形勢逆転。宮森は鄭の気迫と前進にさらされながらもていねいな対応を見せていたが、終盤は乱戦に巻き込まれて右を幾度となく打ち抜かれてフラフラ。最終回、宮森はステップを切り替えて前進したが鄭の圧力を押し戻すまでにはいかずにゴングを聞いた。序盤は宮森、後半は鄭とペースがはっきり別れた試合の裁定は96-94、96-95、95-97で宮森の勝ち。鄭は5回バッティングで減点されたのが響いた。東洋ランク入りを確実(鄭はS・フライ級2位)にして宮森は11勝3敗1分。体力面の強化でさらに伸びそう。
 セミは大塚隆次(18鴻巣)がペッチグナーン・ソーナタピニョ(タイ)に2回KO勝ち。他の8回戦は、小澤剛(18鴻巣)が河井純一郎(ピストン堀口)に、泉圭依知(18鴻巣)が藤沢一成(レパード玉熊)に判定勝ち。

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