ディエゴ・サンティリャン(アルゼンチン)を7回KOしWBCバンタム級王座8度目の防衛に成功した山中慎介(帝拳)が一夜明けた17日、大阪帝拳ジムで会見に臨んだ。
「しっかりと自分のボクシングができました」。あらためて試合を振り返った山中は「下半身が使えましたし、多少ガードが下がるところもありましたが左パンチを上下に散らすことができた。合格点」と語った。
今後についてはかねてから強豪との対決を希望している。「昨日の相手も向かい合わないと分からない選手でしたが、力の差は正直感じた」ともの足りなさも。具志堅用高の13連続防衛記録には興味を示さず「リスクのある選手と戦いたい」とアピールした。本田明彦・帝拳ジム会長によると次戦は9月ごろになりそう。「山中のモチベーションを保てるような相手を選ばないと」と言っていた。
なお日本テレビ系列で放送された昨日の試合は平均視聴率10.7パーセント、瞬間最高で13.5パーセント。今回もしっかりふたケタの数字を残した。