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宮崎と引き分け 元日本1位滝澤が眼疾のため引退

2010年11月11日 23時13分

 元日本L・フライ級1位の滝澤卓(タキザワ・23)が眼失のため引退する。2月に大阪で宮崎亮(井岡)の日本王座に挑み、4回負傷引き分けで涙を飲んでいた。
 本人から届いた引退声明を印す。「私、滝澤卓は6月に左目網膜裂孔、10月20日に右目網膜剥離が発覚し、現役続行が不可能となりました。よって、11月28日をもちまして引退させて頂きます。6年間大変お世話になりました」
 6月の黒田雅之戦で右目を傷めたのが最初で、実際にはその前から飛蚊症が出ていたらしい。26日の世界戦の前座で試合が決まっていたが、練習中に右目の剥離になったとは不運だった。11月28日を引退日としたのは、6年前にプロ・デビューした同じ日だからだそうだ。滝澤は滝澤一会長の長男として、アマチュアでインターハイ3位(井岡一翔に敗れた)。04年にプロ転向し、19勝8KO2敗1分。今後はスポーツインストラクターの仕事を続けていくという。

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