April
26
Friday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

19°C Rain
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 高山勝成アマデビュー戦勝利 あす勝てば東海予選へ

高山勝成アマデビュー戦勝利 あす勝てば東海予選へ

2019年7月6日 17時56分

 プロボクシングのミニマム級で主要4団体のベルトを巻いた高山勝成(34=名古屋産業大)が6日、名古屋市の名古屋工学院専門学校第3体育館で開かれた第80回全日本ボクシング選手権大会愛知県選考会にフライ級で出場。3-0の判定勝ちでアマデビューを飾り、7日に同体育館で行われる決勝に進んだ。

高山(左)は自己採点こそ辛かったものの初戦突破

 高山は16年8月、兵庫県三田市で行われたWBO世界ミニマム級王座決定戦で加納陸(大成)に6回負傷判定勝ちして、王座に帰り咲いて以来、約3年ぶりの実戦。アマデビュー戦の相手は名古屋工学院高校出身で、立命館大学3年のロペス・フェリペ。日本で育ったブラジル人で関西学生リーグの2部で技能賞を獲得している。

 ブランクとアマの試合に慣れていない不安もあったが、高山は踏み込んで右ストレートを伸ばしてスタートを切った。初回はサウスポーのロペスのストレートを受ける場面もあったが、2回からはリングを広く使って動き回り、 ボディパンチも上下に打ち分けてロペスを守勢に回らせた。3回も高山の動きは止まらず、決定的なヒットはなかったが、地力で押し切った。

 ジャッジの採点は3人揃って30-27で高山を支持した。高山は「相手選手はすごく気合いが入っていて、負けない気持ちが強かった」とたたえた後、「自己採点は10点満点で1か2」と厳しかった。

「よかったのは上下の打ち分けができたこと。悪かったのは言いたくないです」とプロの王者時代とは異なるペースで戦った内容には満足できない様子だった。

 7日はシードされた藤原幹也(中央大4年)と愛知県代表を争う。勝てば8月31日からの東海ブロック予選、さらには11月20日から鹿児島・阿久根市で開かれる全日本選手権と続いていく。全日本を勝ち抜いて初めて五輪出場の有力候補になることができる。高山はチャレンジの一歩を踏み出した。

Related article
関連記事