メイウェザー9月で引退か、パッキャオは右肩負傷
2015年5月3日 17時54分
2015年5月3日 14時14分
世界中のボクシングファンが待ち望んだスーパースター対決に決着がついた─。2日(日本時間3日)米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで挙行されたWBA・WBC・WBO世界ウェルター級タイトルマッチは、WBC・WBAスーパー王者のフロイド・メイウェザー(米=38歳)がWBO王者マニー・パッキャオ(フィリピン=36歳)に3-0判定勝ち。スコアは118-110、116-112×2。
ファイトマネーは2人合わせて350億円とも言われ、経済ニュースとしても大きな話題を呼んだメガファイトはオープニングから豪華絢爛。リングアナウンサーはジミー・レノンJr、マイケル・バッファの両巨頭が交互に務め、俳優でミュージシャンのジェイミー・フォックスがアメリカ国歌を歌った。パッキャオ、メイウェザーの順で入場すると、バッファがパッキャオを、レノンJrがメイウェザーをコールして世紀の一戦の幕が開けた。
メイウェザーが右を打ち込んで試合がスタート。パッキャオはジリジリと距離を詰めようとするが、カウンターで待ち構えるメイウェザーを警戒し、無理には攻めなかった。様子見の初回を終え、パッキャオは2回から前に出ようと試みた。メイウェザーは引きつけて右を放ち、フットワークとクリンチも使って、パッキャオに得意のワンツーを思うように打ち込ませない。両者が盛んにフェイントを使って駆け引きの応酬を繰り広げた。
3回に手数を伸ばしたパッキャオは4回、メイウェザーのジャブの引き際に左ストレートをヒット。メイウェザーが後退すると、ロープ際でパッキャオがパンチをまとめて、会場がヒートアップ。メイウェザーはガードを固めてしのいだが「ひょっとすると」のムードが漂った。
しかしパッキャオはここで勝負をかけられなかった。逆に5回はメイウェザーが攻めの姿勢を見せ、ポイントをピックアップ。パッキャオは6回に再び連打を披露するが、メイウェザーはクリーンヒットを許さない。メイウェザーは7回、初めて強いワンツーを打ち込むなど攻めの姿勢を強め、ジャブを有効に使ってペースを引き寄せる。
終盤に入るにつれ、メイウェザーのリズムがよくなっていった。前半に比べてパッキャオの攻撃をかわす姿には余裕が感じられ、数は少ないもののジャブや右をヒットさせていった。パッキャオの攻撃は徐々に単調に。結局、終盤に見せ場はなく、メイウェザーが逃げ切った。
「パッキャオはタフな相手だったが、攻撃は読めた。もう1試合ある。次は9月だ」と語ったメイウェザーは48勝26KO無敗。パッキャオは「彼はそんなに何もしていない。私は勝ったと思う」と判定に不満顔。戦績は57勝38KO5敗3分となった。Photos/SHOWTIME
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