大竹秀典が再起戦、加納陸の国内デビュー戦決定
2015年5月4日 18時57分
2015年5月4日 17時25分
6日に東京・大田区総合体育館でゴングとなるトリプル世界タイトルマッチの予備検診が4日、都内の後楽園ホール展示場で行われ、WBA世界S・フェザー級王者の内山高志(ワタナベ)、同L・フライ級王者の田口良一(ワタナベ)らが出席した。
10度目の防衛を目指す内山は、肌つやがよくコンディションがよさをうかがわせた。記者とのやり取りでは前日にラスベガスで行われたメガファイト、メイウェザーvsパッキャオに言及。「だいぶ雲の上という感じがするけど、ああいうのを見るとやりたいと思いますね」と素直に感想を語った。「2人とも自分とはタイプが違うので、特に参考になったということはない」としたが、メイウェザーのディフェンス能力の高さにはやはり感心した模様。「自分も打たせずに打つのが理想。それが実現できるようにがんばりたい」と無敗の挑戦者ジョムトーン・チューワッタナ(タイ)撃破に意欲を見せた。
ジョムトーンは「内山はもっと大きいと思っていたが、意外とそうでもなく、リーチ差もそんなにない」とコメント。課題の減量はあと1ポンドということで、こちらも臨戦態勢が整ってきたようだ。検診結果は以下の通り。
内山 ジョムトーン
身長 172.0cm 173.0cm
首周り 38.5cm 37.0cm
胸囲 102.0cm 91.0cm
リーチ 182.0cm 181.0cm
初防衛戦に臨む田口はいつも通り和やかなムードで記者の質問に応じた。昨年末の検診で、視力は右0.7、左0.5だったが、今回の検診で左右ともに1.2と大幅にアップ。これについて田口が「勘で答えたら当たった」と明かすと、報道陣から笑いが起きた。
渡辺均会長の「できれば6ラウンド以内に倒してほしい」という注文には、「自分のボクシングをすれば結果はついてくると思う。逃げるつもりはない。バンバン打ち合うつもり」と激闘ファイトの予告で答えた。これを受けて挑戦者のクワンタイ・シスモーゼン(タイ)は「6ラウンド以内にタグチをKOする」と言い切り、これには味方のタイ陣営も「おーっ」と驚いていた。
田口 クワンタイ
身長 167.5cm 160.0cm
首周り 36.5cm 36.5cm
胸囲 84.0cm 84.5cm
リーチ 172.0cm 165.5cm
WBO女子世界ミニフライ級タイトルマッチは、王者の池原シーサー久美子(フュチュール)がJBC関西事務局で、挑戦者の江畑佳代子(ワタナベ)が東京で検診。江畑は「ボクシングを始めて丸20年の節目を迎えた。このチャンスをものにしたい」と4度目の世界挑戦に闘志を燃やした。
池原 江畑
身長 156.2cm 161.0cm
首周り 35.0cm 35.0cm
リーチ 161.0cm 155.5cm
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