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井上拓真が公開練習「世界につながる大事な一戦」

2015年6月24日 17時38分

 7月6日東京・後楽園ホールの「第54回フェニックスバトル」でOPBF東洋太平洋S・フライ級王座決定戦に臨む同級1位の井上拓真(大橋)が24日、横浜市内のジムで練習を公開した。拓真は兄のWBO世界S・フライ級王者、尚弥と同じプロ5戦目で初のタイトル戦に挑む。

7.6OPBF戦の井上拓真が公開練習(ボクシングニュース)
真吾トレーナーとミット打ちをする拓真(左)

 拓真は同門の松本亮が返上した王座を同級2位のサウスポー、マーク・アンソニー・ヘラルド(フィリピン)と争う。この日は日本S・フライ級8位の鈴木悠介(八王子中屋)と熱のこもった3ラウンドのスパーリングを披露し「(この時期にしては)思った以上に体が動いた」と笑顔を見せた。

 日本最速で世界タイトルを獲得し、2階級制覇を達成した尚弥と何かと比べられるのは兄弟の宿命。兄と同じ5戦目でタイトルに挑む拓真について、大橋秀行会長は「拓真は尚弥とは持ち味が違う。気持ちの強さ、体の強さが大きな武器になる」と説明。父でトレーナーの真吾さんも「体作り、足腰に重点を置いてトレーニングをしてきた。今回は拓真の力強さを見てもらいたい」とアピールした。

 対戦相手のヘラルドはプロ39戦(31勝14KO5敗3分)のキャリアを誇り、2013年に来日した際には世界ランカーだった向井寛史(六島)を2回KOで倒した実力者。とはいえ、既にWBA・L・フライ級3位、WBC・S・フライ級6位、WBO・S・フライ級15位と3団体でランキング入りし、世界挑戦が射程圏内に入っている拓真にとってはあくまで通過点という位置づけだ。

 先月には高校時代にライバル(アマ時代の対戦成績は2勝3敗)だった田中恒成(畑中)が、尚弥を上回るプロ5戦目でWBO世界ミニマム級タイトルを獲得し、大いに刺激を受けた。初のタイトル戦について問われた拓真は「世界につながる大事な一戦。ここは負けられない」と必勝を宣言。この一戦をいい形でクリアすれば、近い将来の世界挑戦は十分にあり得るだろう。試合の模様は7月18日26時20分からフジテレビで放送される(関東ローカル)。

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