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中澤奨ダウン挽回7連勝、堀川謙一は決定戦へ

2015年7月20日 18時20分

 大阪・なみはやドームで行われた「ドラマチックボクシング」のメインイベント、S・バンタム級10回戦は、日本S・バンタム級14位の中澤奨(大阪帝拳)が元WBC・S・フライ級1位で現OPBFバンタム級2位のシルベスター・ロペス(フィリピン)に3-0判定勝ち。デビューからの連勝を7(4KO)に伸ばした。スコアは97-93×2、98-91。

ロペスに右クロスを浴びせる中澤(右)

 元アマ全日本王者の“浪速のショー”が世界挑戦経験もある強打のロペスを迎えた。スピードで上回る中澤だったが、2回に接近戦でロペスの右を食らってヒザをキャンバスにつくダウン。場内が静まり返ったが、ここから中澤はフットワークを使って試合を組み立てた。

 中澤は打っては離れのボクシング。ロペスのガードも固く、簡単にパンチを当てさせてはくれないが、徐々にピッチを上げて単発ながら左右のフック、ボディブローでポイントをピックアップ。判定勝ちを手にした。

 初メイン、初10回戦、さらにダウンも喫し多くの経験を積んだ中澤は7勝4KO無敗。「東洋か日本をやりたいけど、できれば日本人から取りたい。小國さん(以載=日本S・バンタム級王者)に勝つ自信はある」とリング上からファンにアピールした。2012年に佐藤洋太に挑戦して以来の来日だったロペスは24勝18KO11敗2分。

◇フライ級10回戦
李明浩(大阪帝拳)[3-0(97-95、98-94、98-93)]金沢晃佑(大鵬)
 日本フライ級4位の李は初回に返しの左フックで金沢をグラつかせるスタート。その後、元ランカーの金沢は盛んに前に出たが、リーチで上回る李が距離をコントロールしながら左フックや右ストレートを打ち込んだ。李は5、8回にチャンスを作ったが、金沢は最後までダウンを拒否した。李は19勝6KO4敗1分。金沢は12勝6KO4敗4分。

◇50.0キロ8回戦
堀川謙一(SFマキ)[TKO8回2分24秒]諸一宇(尼崎)
 日本L・フライ級2位の堀川はスピードで上回り、上下の打ち分けで試合を優勢に進めた。堀川は7回からボディを中心に猛攻を仕掛け、8回にストップとなった。この勝利で堀川は日本同級1位小野心(ワタナベ)との日本王座決定戦への出場を決めた。堀川は29勝6KO13敗。諸は7勝1KO9敗。

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