山中慎介 V9戦、モレノ撃破でバンタム最強証明へ
2015年9月20日 14時59分
2015年9月20日 14時10分
19日(日本時間20日)メキシコのエルモシーヨで行われたWBA・S・フライ級暫定タイトルマッチは、挑戦者6位ルイス“ニカ”コンセプシオン(パナマ=写真)が暫定王者ダビ“トルナード”サンチェス(メキシコ)に10回終了TKO勝ち。暫定王座ながらフライ級に続き2階級制覇を果たした。
コンセプシオンの圧勝だった。前日の計量で挑戦者が指摘したサンチェスの減量苦は本当だった。初回、パナマ人のワンツーで暫定王者はあっさりダウン。このラウンド、左マブタをカットしたサンチェスは以後、コンセプシオンの断続的なアタックに晒され、サバイバルに必死。パナマ人は時折、サウスポーにスイッチしながらリードを重ねる。
途中、サンチェスが反撃を仕掛け、会場を沸かせるが、ペースを奪回するまでには至らない。10回、パナマ人の右でサンチェスは痛烈にダウン。続行に応じたメキシカンは血まみれになりながらラウンド終了にこぎ着けたが、インターバルでチーフセコンドのフェルナンド・モンティエル父が棄権をリクエストした。
コンセプシオン(33勝24KO4敗)はこれまでメキシコでエルナン・マルケス、カルロス・クアドラスに連敗していたが、4年ぶりにベルトを巻いた。正規チャンピオン河野公平(ワタナベ)へ挑戦を目指したサンチェス(28勝22KO3敗2分)は5年ぶりの敗北だった。
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