東洋太平洋のダブルタイトル戦はいずれも日本人チャンピオンが会心のデキではなかったものの勝利を飾り、タイトルを防衛した。
S・ミドル級は、清田祐三(フラッシュ赤羽)が指名挑戦者(同級7位)レス・パイパー(オーストラリア)を2回に倒した後やや手を焼かされものの、8回に強烈な左フックで沈め撃退した。レフェリーはカウントをとらずに2分11秒TKO宣告。清田は4度目の王座防衛に成功した。=写真は2回右フックでダウンを奪う清田=。
L・フライ級は家住勝彦(レイスポーツ)が挑戦者同級14位ソフヤン・エフェンディ(インドネシア)相手に優勢裡に試合を運んでいたが、5回に偶然のバッティングでカットした家住の右目上の傷がひどく、試合を中止して負傷判定をコール。6回を含めた採点は、インドネシア人ジャッジは57-57のイーブンとしたが、日本のジャッジ、オーストラリアのレフェリーがそれぞれ58-56で家住の勝利と採点し、家住のタイトル防衛が決まった。統一王座の初防衛、それ以前の暫定王座からだと2度目の防衛となる。