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あすダブル日本タイトル戦、小國vs源、高山vs田中

2015年9月29日 18時52分

 ダブル日本タイトルマッチの計量が29日、JBC(日本ボクシングコミッション)で行われた。S・バンタム級は王者小國以載(角海老宝石)と6位挑戦者源大輝(ワタナベ)ともにリミットの55.3キロでパス。ウェルター級は王者高山樹延(角海老宝石)が66.6キロ、9位挑戦者の田中亮治(ヨネクラ)は66.4キロでクリアした。

笑顔の王者小國(右)と気合十分の挑戦者源

 メインのS・バンタム級戦は小國の2度目の防衛戦。源と対面したチャンピオンは「想像していたより相手の体が大きい」と感想を述べ、「集中しとかんと一発でひっくり返される」と、10勝(4敗)中9度のKO勝ちを記録している挑戦者のパワーを警戒していた。これについては源本人も「チャンスで決める嗅覚はあると思う」と自信をのぞかせており、テクニックのある小國相手に焦らず後半勝負の構え。最後まで予断の許さない試合になりそうだ。

 小國にとっては角海老ジム移籍後初のメイン。「よそのジムから来たのにありがたいことです」と陣営に感謝し、結果を出すことで報いるつもりだ。2013年にOPBF王座を奪われた和氣慎吾(古口)はいまや世界戦を待つ身とあって、「(和氣の)リーゼントもまだ見えない」と自嘲する小國だが、インタビューの最後には「ひとつひとつ勝って(差を)詰めていきたい」と決意を込めて語っていた。

 ウェルター級戦は王者高山(右写真)が初挑戦の田中を迎える。高山の5度防衛は現役日本王者で最多だが、「特に意識はしてません。やることは一緒です」とキッパリ。「ぶっちゃけ相手への怖さはない。でも油断せず、リスペクトをして、自分のボクシングで勝ちたい」とチャンピオンらしいコメントを残した。

 一方の田中は「下位ランキングですが指名された以上はやってやるという気持ち。自分は器用ではないので、気持ちで負けないボクシングを」と、こちらも挑戦者らしい発言。前回の試合で高山は初回にダウンするなど安定感を欠いたが、「そこから盛り返していく、そういう強さがあるので……」と田中。「(高山の)重圧に対して下がらないで、積極的に行きます」。

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