アミール・カーン(英)とサインを交わしたゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)が今度は現時点のメキシコ最大のホープといわれるサウル・アルバレスと契約した。
“カネロ”(赤毛)の愛称で呼ばれるアルバレスは弱冠19歳。オフィシャル戦績は30勝22KO1分だが、現地説は35勝25KO1分といわれ、WBA中米、WBOラティーノ、NABF、WBCユースとウェルター級の地域タイトルを総なめにしている逸材。その怪童ぶりが話題を集め、地元メキシコでは、すでに世界チャンピオン級の人気を博している。
デビュー以来、メキシコの著名ビジネスマネジャー、ラファエル・メンドサ氏のサポートを受けていたアルバレスだが、最近コンビを解消した。もう一人の後見人であるマイアミのサバラJrプロモーターが先週、ボブ・アラム・プロモーター(トップランク社)と会談。トップランク入りが濃厚とも思われたが、アルバレスとトレーナーのレイノソ親子(息子のエディは亀田興毅のチーフセコンドを務めている人物)はGBPを選択した。
アルバレスは3月上旬メキシコで試合を予定。その後本格的にアメリカ進出を図ると思われる。