メキシコのゴメス・パラシオで16日(現地時間)空位のFECARBOX(中米カリブ連盟)バンタム級王座決定戦に出場した亀田家三男、亀田和毅(亀田)がロドルフォ・ガライ(メキシコ)に鮮やかなKO勝利を飾った。
セコンドに現地で指導を受けるルーベン・リラ・トレーナー、父史郎氏を従えた“エル・メヒカニート”和毅はプロレスのマスクとソンブレロをかぶってリングイン。会場には日章旗も掲げられた。初回からスピードで勝る和毅が左ボディーを決めるなど優勢。2回には左で、これが44戦目のガライからダウンを奪う。
気をよくした和毅は3回、積極的に展開。左レバーを打ち込むと、ガライはロープ際に仰向けに倒れ、テンカウントを聞いた。KOタイムは1分53秒。
プロ初のベルトを手にした和毅は12勝10KO無敗。WBC傘下の王座を獲得したことで、ランク入りの道を開いた。ガライは26勝17KO17敗1分。写真は初のチャンピオンベルト獲得を喜ぶ亀田和毅と左は父史郎氏=PHOTO/SUMIO YAMADA=