WBA世界ミドル級レギュラー王者のダニエル・ジェイコブス（米）と元WBO同級王者のピーター・クイリン（米）が5日（日本時間6日）、米ニューヨークのバークレイズセンターで激突する。

　ジェイコブスとクイリンはともに地元ブルックリンの出身。これに先立ち、両選手は1日、ブルックリンにある同会場で行われたNBAプロバスケットボール、ブルックリン・ネッツとフェニックス・サンズの試合を訪れてプロモーション活動をした。クイリンは観戦に来ていた元パウンド・フォー・パウンド・キング、フロイド・メイウェザーの激励を受けた。翌2日にはブルックリンのジムで公開練習も行われた。

　昨年王座を獲得したジェイコブス（30勝27KO1敗）はこれが2度目の防衛戦。クイリン（32勝23KO1分）はWBOに続く2本目のベルト獲得を狙う。ミドル級はクラス最強のゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）がWBAスーパー王座、IBF王座、WBC暫定王座を保持。WBC正規王座にはミゲール・コット（プエルトリコ）を下したサウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）が就いており、ジェイコブスとクイリンがこの激戦区でどれだけ存在感をアピールできるかが注目だ。

　セミではWBA世界フェザー級王者ヘスス・クエジャール（亜＝27勝21KO1敗）がジョナサン・オケンド（プエルトリコ＝26勝16KO4敗）を迎えて防衛戦。マニー・パッキャオ（比）、アミール・カーン（英）とビッグネームに連敗した元WBO世界S･ライト級王者クリス・アルジェリ（米）はエリック・ボーン（エクアドル）と10回戦。Photo/BoxingScene.com