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サルガド×内山、プーンサワット×細野! 1.11新春ダブル世界戦発表

2009年11月19日 14時28分

 内山高志(ワタナベ)と細野悟(大橋)の2人が来年1月11日(月・祝)に挑むダブル世界タイトルマッチの発表会が19日、後楽園ホール展示会場で行われた。内山(30歳)は“リナレスを倒した男”フアン・カルロス・サルガド(メキシコ)のWBA世界S・フェザー級王座に、また細野(26歳)はタイのプーンサワット・グラティンデーンジムが持つWBA世界S・バンタム級王座にアタックする。試合会場は東京ビッグサイト。
 内山はアマチュア全日本王者から2005年にプロ入り。ここまでOPBF・S・フェザー級王座を5度防衛中で戦績は13勝10KO。「KOダイナマイト」の異名に恥じないパワーの持ち主だ。細野もアマ全日本王者を経て大橋ジム入りし、05年のデビュー以来、OPBFフェザー級タイトルを獲得するなど16戦全勝(12KO)。こちらのニックネームは「バズーカ」で、10月に榎洋之を退けて世界戦線に浮上した。ともに無敗で強打を売りにするチャレンジャーが新春一発目の世界戦リングを飾ることになった。
 会見で内山は「いいときにチャンスが巡ってきた。必ず世界チャンピオンになる」とコメント。誰もが驚いたリナレス陥落の瞬間は会場で生観戦しており衝撃を受けたという。新王者サルガドの強さには未知の部分も多いが、リナレス戦の短い時間の中でも内山は「リナレスのジャブに対する反応もよかった。アウトボクシングをしてもうまいのでは。雰囲気も強そうだと感じた」という。そして「とにかく自分のボクシングをしたい」と気を引き締めていた。リナレス戦から連続して日本に襲来するサルガド(25歳=試合時)は21勝15KO無敗1分。
 細野の挑むプーンサワット(29歳=試合時)はかつてWBAバンタム級も制した2階級制覇チャンピオン。特に最新の試合は敵地アイルランドでバーナード・ダンにKO勝ちしWBA・S・バンタム級王座を見事統一、評価を高めた。細野はプーンサワットの印象を「すべてにおいてパーフェクト」と言いつつも「1階級下げて戦う僕のほうがパンチはあると思う。打ち合って勝つ」。1クラス上のパワーの利を生かして戦うつもりのようだ。これまでフェザー級で戦ってきただけに減量面で心配もでてくるが「もともと世界をするならS・バンタム級だと思っていたので大丈夫」(細野)とすずしい顔だった。プーンサワットは39勝28KO1敗のオーソドックス型。細野戦が2度目の防衛戦となる。
 なお当日はテレビ東京系列でゴールデンタイム全国中継される。
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