5日後楽園ホールで行われた日本ミニマム級タイトルマッチは、チャンピオン八重樫東(大橋)が指名挑戦者1位の金田淳一朗(白井・具志堅S)を10回3-0の判定に下して初防衛に成功した。
序盤は拮抗したが、その中でも八重樫が巧みな距離のコントロールからていないにカウンターを奪ってポイントをリードした。試合が激しくなったのは5回。接近戦を望む金田に八重樫も応ずるように前掛りとなり、お互いクリーンヒットを奪い合うようになった。しかし激しい攻防の中、引いても出てもファイトできる王者が優位をキープ。終盤は場内大歓声のタフな打ち合いとなったが、八重樫の正確なヒットが金田の肉迫を制して98-92(2人)、99-91の3-0で八重樫の手が挙がっている。
セミ8回戦はホープ岩佐亮祐(セレス)がキャリア68戦のインドネシア・バンタム級王者ファラゾナ・フィダルとサウスポー同士の8回戦。岩佐は、カバーして下がるフィダルにじっくりプレスをかけ、丹念にボディーへパンチを送くる。戦意が感じられないフィダルはディフェンスに撤したがボディーのダメージがたまった7回レフェリーストップとなった。
日本フライ級4位翁長吾央(大橋)は初回狙いすました左ストレートで柳直大(新田)を二度ダウン。3回にも倒してレフェリーストップを呼び込んだ。他の8回戦は、船井龍一(ワタナベ)が名取耕平(大橋)に3回TKO勝ち。原純平(大橋)は鳥海純平(T&T)に判定勝ち。6回戦は長濱慎吾(セレス)が佐藤駿介(北澤)に判定勝ち。