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花形冴美が王座奪回、秋田屋まさえは新王者

2016年3月1日 21時01分

 女子のみのボクシング興行「DANGAN LADIES」が1日、後楽園ホールで行われ、メインのOPBF女子ミニフライ級タイトルマッチは、前王者で挑戦者の花形冴美(花形)が王者の小田美佳(宮田)に5回TKO勝ち。タイトルを奪回した。セミのOPBF女子アトム級王座戦は、挑戦者10位の秋田屋まさえ(ワイルドビート)が王者の神田桃子(勝又)に2-0判定勝ち、新チャンピオンとなった。

花形(右)はリマッチに完勝した

◇OPBF女子ミニフライ級タイトルマッチ
花形冴美(花形)[TKO5回1分30秒]小田美佳(宮田)
 王者の小田は花形から王座を奪って以来、約1年半ぶりのリング。試合はリベンジに燃える花形が先手、先手のボクシングで先制。受けに回った小田は3回からボディ攻撃を軸に追い上げを図るが、パワーで勝る花形はグイグイと小田に迫って連打を見舞っていった。4回終了時の採点は40-36×3で花形がリードした。花形は5回にも連打で小田に襲い掛かり、小田も意地を見せて応戦したが、赤コーナーからタオルが投入された。快勝の花形はうれし泣き。「まずはこのベルトを大切にして、世界を獲りたい」とファンにアピールした。戦績は12勝6KO6敗2分。初防衛失敗の小田は5勝1KO8敗1分。

秋田屋(左)はベストパフォーマンスを披露

◇OPBF女子アトム級タイトルマッチ
秋田屋まさえ(ワイルドビート)[2-0(77-75×2、76-76)]神田桃子(勝又)
 身長で上回る秋田屋が距離を取りながらジャブと右ストレートで攻め、神田が距離を詰めて連打を打ち込む展開となった。前半はジャッジ1人が39-37で秋田屋、2人が38-38と互角。後半に入ると秋田屋がボディ攻撃、アッパーを加えて優勢に立つ。神田は最後まで手を出したが、後半は秋田屋に押し込まれるシーンが目立った。世界挑戦に④度失敗している秋田屋は初めてのベルト獲得。戦績は10勝3KO6敗2分。神田は6勝3KO5敗。

◇女子54.0キロ6回戦
天海ツナミ(アルファ)[TKO2回終了]氷室笑香(レパード玉熊)
 元世界王者でOPBF女子バンタム級王者の天海は昨年8月、チリでIBF世界バンタム級王者カロリナ・ロドリゲスに敗れてからの復帰戦。実力者の天海に対し、氷室がアグレッシブに手数を出して好勝負を予感させたが、右目を負傷して2回終了時に棄権を申し出た。天海は12勝7KO8敗。氷室は5勝1KO2敗1分。

◇女子L・フライ級6回戦
江畑佳代子(ワタナベ)[TKO5回20秒]ソーンサワン・サラカーンジム(タイ)
 元OPBF女子フライ級王者の江畑は昨年5月、WBO女子世界ミニ・フライ級王者の池原シーサー久美子(フュチュール)に敗れてからの復帰戦。身長とスピードで上回る江畑は初回から出入りのボクシングを機能させ、5回開始早々にストップ勝ち。5度目の世界挑戦を目指す40歳の江畑は8勝5KO6敗。ソーンサワンは7勝1KO3敗。

◇女子S・バンタム級4回戦
後藤あゆみ(ワタナベ)[TKO4回1分42秒]神成麻美(カシミ)
 バスケットボールで全国大会出場経験のある身長175センチのホープ、後藤のプロ第2戦。後藤はサウスポースタイルから左ストレート、右フックをヒットさせ、最後は神成の左目が大きく腫れてストップ勝ち。

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