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木村悠が王座陥落、ロペスに判定負けでV1失敗

2016年3月4日 19時38分

 WBC世界L・フライ級タイトルマッチが4日、島津アリーナ京都で行われ、王者の木村悠(帝拳)が挑戦者5位のガニガン・ロペス(メキシコ)に0-2判定負け。昨年11月に獲得した王座の初防衛に失敗した。スコアは118-110、119-109、114-114。

木村(右)はロペスにペースを握られてしまった

 挑戦者のロペスが序盤から攻めた。サウスポーのロペスは左ストレートをボディに打ち込み、下からを意識して木村を攻めた。2回からは両者盛んにパンチを交換し、木村はカウンターの右を決めたり、ボディに右アッパーを打ち込みもしたが、手数で上回るロペスが押している印象。4回を終わっての採点は39-37×3で挑戦者がリードした。

 4、5回もロペスの動きがさえ、ピッチを上げたい木村はなかなかペースをつかむことができない。右ストレート、ボディ打ちを巧打する場面もあるが、ロペスに連打を許す時間帯もあり、挑戦者のペースで試合は進む。8回を終わり、ロペスが79-73×2、77-75とリードを広げた。

 こうなると木村は苦しい。終盤は懸命に手を出していったが、その分被弾もあって、最後まで完全に優勢というラウンドを作れないまま試合は終了。ロペスは最後まで失速しなかった。

 敗れた木村は18勝3KO3敗1分。かつて新井田豊のスパーリングパートナーで何度も来日した34歳のロペスは2度目の世界挑戦でうれしい初戴冠。戦績を27勝17KO6敗とした。

◇132ポンド8回戦
正木脩也(帝拳)[3-0(79-74、79-73×2)]ベルゲン・プトン(比)
 元アマ国体王者の正木のプロ第4戦。小柄で距離を詰めたいプトンに対し、正木はジャブを突いて距離をキープしながらプレッシャーをかけた。3回終了間際に、接近戦で右を合わせてプトンはキャンバスへ。正木はその後KOを狙っていったが、プトンもガッツを見せ、6回には正木を守勢に回らせる。正木は7、8回と再び攻めたがフィニッシュはならず。正木は4勝2KO無敗。プトンは15勝7KO7敗。

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