■以前、決定間近のニュースも聞かれたWBO世界フェザー級王者ワシル・ロマチェンコ（ウクライナ＝写真右）vs前WBA王者ニコラス・ウォータース（ジャマイカ＝写真左）のカードだが、トップランク社のボブ・アラム氏は交渉が難航していると明かした。それでもアラム氏は「ウォータースがマネーをもっと要求しているためだが、私は試合を成立させる自信がある」と語る。予定日は6月11日、場所はMSG。ニューヨークの「プエルトリコ・パレード」に合わせ、同国のフェリックス・ベルデホがメインに起用される見込み。

■WBA世界S･フェザー級“レギュラー”王者ハビエル・フォルトゥナ（ドミニカ共和国）らを傘下に置くプロモーター、サムソン・リューコウィッシュがIBF･S･バンタム級2位決定戦をアナウンスした。カードはジョナタン・グスマン（ドミニカ共和国＝20勝20KO無敗）vsダニエル“バッドボーイ”ロサス（メキシコ＝20勝12KO2敗1分）。期日は4月29日、米アトランティックシティ。IBF王者でWBAとの統一王者に就いたカール・フランプトン（英）がWBAフェザー級“スーパー”王者レオ・サンタクルス（メキシコ＝米）挑戦の意思があるだけに、1位の和氣慎吾（古口）とこの2位決定戦の勝者が正規タイトルを争う可能性が出ている。

■クリチコ兄弟に挑戦した同士“ブルガリアの希望”クブラット・プレフと“悪童”デレック・チゾラ（英）が欧州ヘビー級王座を争う。5月7日ドイツ・ハンブルクのバークレイカード・アリーナ。プロモーターはザウアラント・イベンツ。勝者が4月9日行われる王者チャールズ・マーティン（米）vs挑戦者アンソニー・ジョシュア（英）のIBF世界ヘビー級戦の勝者の指名挑戦者に名乗り出る設定。

■元WBO世界ヘビー級王者シャノン・ブリッグス（英）が英国へ上陸。クレージーな行動で知られるブリッグスは以前、ウラジミール・クリチコをトレーニング地、レストラン、海のバカンスなどに執拗に追跡。今回のターゲットはカムバックした元王者デビッド・ヘイ（英）。ヘイの5月予定の次戦までストーカー行為で迫り対戦を実現させると息巻く。