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井上尚弥&八重樫東、W世界戦5.8有明コロシアム

2016年3月16日 14時33分

 大橋ジムは16日、都内で記者会見を開き、所属のWBO世界S・フライ級チャンピオン井上尚弥とIBF世界L・フライ級王者の八重樫東のダブル世界タイトルマッチを5月8日、有明コロシアムで開催すると発表した。井上は同級1位ダビド・カルモナ(メキシコ)、八重樫は同級10位マルティン・テクアペトラ(同)と対戦する。

GW最終日にダブル世界戦の井上(左)と八重樫

 井上は昨年暮れの初防衛戦でワルリト・パレナス(フィリピン)を2回TKOで一蹴。2度目の防衛戦で指名挑戦者カルモナを迎え撃つことになった。井上は「カルモナは足を使うボクサータイプの選手。倒しずらい相手だと思っているが、内容を見せつつ最後はKOに結び付けたい」と、世界タイトルマッチ5連続KO勝ちに意欲を見せた。

 カルモナ(20勝8KO2敗5分)は昨年7月、井上への挑戦権をかけ、メキシコでパレナスと戦ってドロー。井上の実力を考えれば「尚弥がどうやって倒すかに注目」(大橋会長)という試合だ。記者とのやり取りが自ずとカルモナ戦の先へと及ぶと、井上は「今年、来年はS・フライ級でやるつもり。その間に統一戦をやりたい。クアドラスが自分とやりたいと言っているので、自分もやってみたいと思う」と無敗のWBC王者カルロス・クアドラス(メキシコ)との対戦を希望。さらに「バンタムがベスト。バンタムにいけばもっといろいろな選手がいるので面白いと思う」と将来のプランも語った。

 昨年12月にハビエル・メンドサ(メキシコ)を下し、3階級制覇に成功した八重樫(23勝12KO5敗)は、初防衛戦でメンドサと同じエリク・モラレス氏がプロモートするテクアペトラ(13勝10KO6敗3分)を迎える。挑戦者は負けが多いものの、パンチが強く「勇敢に前に出てくる選手」(松本好二トレーナー)とのことだ。

 大橋会長は愛弟子に対し「八重樫は激闘王と言われ、激しい試合を期待されてるが、自分としてはたまには殴られないような試合も見たい」と注文。八重樫も「幅のあるところを見せて、会長が安心できるような試合をしたい」と答え、継続しているフィジカルトレーニングを土台に、持ち前のスピードを生かして、スマートなボクシングも見せる決意だった。

 前座にはOPBF・S・フライ級王者の井上拓真が防衛戦を行うほか、こちらも大橋ジムのホープ、世界4団体でランク入りしている無敗の松本亮が出場する(いずれも対戦相手は未定)。拓真は「前回よりいい試合内容で世界につなげる試合をしたい」とアピールし、大橋会長から“世界前哨戦”と言われた松本も「今年は世界チャンピオンなって、いい選手がいることを見せたい」と意気込んだ。井上と八重樫の世界戦の模様は試合当日、フジテレビ系列で全国中継される。

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