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37歳嶋田が25日に世界挑戦 ナミビアで最高齢記録狙う

2009年7月11日 12時13分


 WBA世界ライト級王者ポーラス・モーゼス(ナミビア)が今月25日に地元ウィントフックで予定している初防衛戦の相手に、同級13位の嶋田雄大(ヨネクラ)が指名された。嶋田は17日にもナミビアに向け出発する。
 モーゼスは今年1月東京で小堀佑介(角海老宝石)から奪った王座の初防衛戦。一方の嶋田は、昨年8月エドウィン・バレロ(ベネズエラ)に続く2度目の挑戦。敵地挑戦の厳しい条件はあるが、37歳11ヵ月の嶋田が勝てば、日本人選手の最高齢世界チャンピオンの新記録が誕生する(現在は越本隆志の35歳)。
 嶋田は10日ヨネクラジムで米倉健司会長、柴田国明トレーナーと一緒に記者会見に臨み、「昨年に続き世界戦が決まったことに感謝します。どこでやっても同じリング、命がけで戦います」と、やる気をアピール。先週長野・蓼科でトレーニング・キャンプを行い、走りこみと精神統一に務めたという。
 米倉会長は「必ず嶋田が勝つと確信している」と言い、現役時3度世界チャンピオンとなり、うち2度を敵地で獲得した柴田さんは「厳しい試合になると思うが、嶋田の経験を買いたい。“嶋田流”でやってもらいたい、いい意味で開き直りを期待しています」と語り、今回も特別トレーナーとして嶋田のサポート役に徹する。
嶋田は自らの年齢について、プラスに考えている。「キャリアとともに強くなっていると感じるからやっている。ひとつひとつキャリア積んでやればできるということを証明したい。最高齢で奪取することを意識しています」と、大人のボクサーらしいコメント。
モーゼス(31)は24勝17KO負けなし。嶋田は23勝16KO4敗1分。

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