「まだまだ、僕はこんなもんじゃない、もっとパワーをつけたい！」　ＷＢＣ世界Ｓ・バンタム級王者・西岡利晃（帝拳・32）が1日午後、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を再開した。5月メキシコで最強挑戦者ジョニー・ゴンサレスを鮮やかにＫＯ撃退して凱旋帰国した後は、家族水いらずで、のんびりと過ごしていたというが、「気持ちは完全に次の試合に向けて切り換わっている」と、アピールした。
「(試合が終わって)練習を再開するたびに強くなっている」と葛西裕一トレーナーを驚かせるチャンピオン。この日は初日とあって軽いメニューをこなして切り上げたが、トレーニング開始を前にした報道陣との会見では、「あと５年は頑張りたい。僕はまだまだ伸びる余地もあると思う。もっともっと素晴らしいＫＯシーンを見せます」と、意欲的なコメントを残した。

　次期（3度目）防衛戦は10月にも日本で予定されているが、相手等は未定。「ラスベガスで大きな試合をしたい」と、野心も衰え知らず－－。