ラスベガスの新会場、T-モバイル・アリーナでWBC世界ミドル級王者サウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）に挑戦する元S･ライト級王者で現ウェルター級上位ランカーのアミール・カーン（イギリス）が18日（日本時間19日）メディアにトレーニングを公開した。場所は米カリフォルニア州オークランド近郊ヘイワードの彼のプライベートジム。

　カーンはメディアとのやり取りで、今回は体力トレーニングに重点を置いたキャンプをしていると強調。同時にスパーリングの充実ぶりに触れた。またコンビを組んで5試合目となるバージル・ハンター・トレーナーに関して「彼は何を向上すべきかわかっている。以前よりずっと団結が強まった」とチーム力のアップもアピールした。

　そして「カネロは世界的なビッグネーム、これはビッグファイト。カネロを破れば間違いなくトップに戻れる。いつも夢に見ているパウンド・フォー・パウンド・ランキング上位に上り詰めることができる。だから私はこのファイトを選択したんだ」とコメント。最後に「カネロに勝つにはスピードとムーブメントに着眼し、スキルとボクシングIQ（知能指数）を活用しなければならない」と結んだ。

　この日はプロモーターのGBP社CEOオスカー・デラホーヤ氏も同席。「アミールはとても才能豊かな選手で、成熟していると思う。5月7日はカネロに対してエキサイティングで爆発的なファイトを見せてくれるだろう」としきりにアピールしていた。Photo/GBP