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S・ミドル級4冠王者カネロ「歴史に名を刻む」 あさって無敗のWBA・L・ヘビー級王者ビボルに挑戦

2022年5月6日 9時40分

 S・ミドル級4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)が7日(日本時間8日)、ラスベガスのT-モバイル・アリーナでWBA・L・ヘビー級王者ドミトリー・ビボル(ロシア)に挑む。5日に記者会見が開かれ、両者が意気込みを語った。

王者はビボル(右)だが、予想はカネロ有利だ

 カネロ(31=57勝39KO1敗2分)は昨年11月、IBF・S・ミドル級王者カレブ・プラント(米)を11回TKOで下してS・ミドル級4団体制覇を達成。今回は19年11月のセルゲイ・コバレフ(ロシア)戦以来となるL・ヘビー級進出となる。

 記者会見でカネロは「私は168ポンド(S・ミドル級)のすべてのチャンピオンに勝利した。いまこの階級でOKだ。歴史に名を刻むためだけでなく、私自身のチャレンジのためにこの試合が必要だった」とコメントした。

 一方のビボル(31=19勝11KO無敗)は「このような試合ではすべてのアドバンテージを利用しなければならない。相手のすべてのミスにつけこまなければならない。私はベルトを守りたい、勝ちたい」と語り、身長差とリーチ差を最大限に使ってカネロを攻略する決意を表明した。

 言うまでもなくこの試合の主役はカネロだ。カネロはこの試合に勝利すれば9月に過去1勝1敗のライバル、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との第3戦がついに実現するのではないかと報じられているが、「歴史を作る」と繰り返すカネロはゴロフキン戦の先も見据えている。

 新たな歴史とは「2つのクラスで比類なきチャンピオンになるというのはいいアイデアだと思う」とカネロが語るように、L・ヘビー級での4団体制覇を意味する。このクラスでIBFとWBC王座を保持するアルツール・ベテルビエフ(ロシア)は6月18日、WBO王者ジョー・スミス(米)と3団体統一戦を行う。この試合の勝者と4団体統一戦というプランもカネロの頭の中にはあるようだ。

 ブックメーカーが出しているオッズは5-1程度でカネロが有利。試合の模様はDAZNで世界に中継される。Photo by Ed Mulholland / Matchroom

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