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内山高志V12戦、コラレス計量でヒヤリも好調宣言

2016年4月26日 16時32分

 あす27日、大田区総合体育館でゴングとなるトリプル世界タイトルマッチの記者会見と計量が26日、同体育館で行われた。12度目の防衛戦に臨むWBA世界S・フェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)は58.8キロで一発パス。挑戦者1位(暫定王者)のジェスレス・コラレス(パナマ)は1回目の計量で400グラム・オーバーの59.3キロだったが、2時間後にリミットの58.9キロをマークした。

王者内山(右)と計量クリア前のコラレス

 コラレスが体重超過するのではないか─。具志堅用高氏の持つ世界タイトル13度防衛の記録更新が近づき、2013年12月にIBF世界S・フライ級王者だった亀田大毅と対戦したWBA同級王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)が体重超過してもめた一件も記憶に新しい。報道陣の動きが慌ただしくなり、関係者の間にピリピリとしたムードが漂った。もしコラレスが体重オーバーだった場合、試合はタイトルマッチとして行われ、内山が勝てば王座防衛、負けた場合も王座は保持─などの事項が確認され、あとは蒲田駅前のサウナに送り込まれた挑戦者の到着を待つだけとなった。

 2時間後の午後3時に会場に戻ってきたコラレスはマスクをかぶって自身を誇示しながら元気いっぱいに登場(写真右)。マスクとパンツを脱いでリミットちょうどをマークすると、報道陣に向かって勝ち誇った顔を見せた。マイクを向けられると「パナマでは普通4時に計量があるから、時間がたてば大丈夫だと思っていた。マスク? 私のニックネームはインビジブレ(見えない)。マスクをすれば顔が見えないだろ。いまはとても調子がいいし、私は落ち着いている!」とまくしたてた。

 一方の内山はすべてをお見通しだったのか、コラレスが400オーバーの時点で「落としてくれれば関係ない。たぶん大丈夫でしょう」と言い残し、会場をあとにした。

 また、当日は16時15分からプロボクシング世界チャンピオン会が大田区総合体育館で熊本地震の募金活動を行う。世界チャンピオンが多数参加予定。

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