30日、フィンランドのヘルシンキで行われる予定だったWBA世界ヘビー級タイトルマッチが前日、キャンセルの憂き目にあった。理由は休養王者扱いのルシアン・チャガエフ(ウズベキスタン)がフィンランド・ボクシング連盟の要求するメディカル・チェックに応じないためと発表されている。
出場する正規王者ニコライ・ワルーエフ(ロシア)、チャガエフともすでに計量を終え、試合を待つだけだった。しかしチャガエフは今週水曜日から3度にわたり、メディカル検査レポート提出を拒否。試合を統括する同連盟が中止を決断したもの。ちなみにチャガエフはこれまで豪州とアメリカで、同様の理由でリングに上がれなかった前歴がある。
主催のザウアーランド・プロモーション(ドイツ)は「これではニコライの健康が保障されない」と話しており、チャガエフは肝炎に感染してとも噂されている。