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あす金子大樹vs高畑里望、江藤伸悟vs末吉大も

2016年6月3日 22時45分

 あす4日に東京・水道橋の後楽園ホールでゴングとなる「第550回ダイナミックグローブ」の前日計量が3日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインのS・フェザー級10回戦に出場する元日本王者で同級5位の金子大樹(横浜光)はリミットの58.9キロ、同級6位の高畑里望(ドリーム)は200グラムアンダーの58.7キロでパスした。

あすのメインで激突する金子(右)と高畠

 昨年は東洋太平洋王者のジョムトーン・チューワッタナ(タイ)、仲村正男(渥美)に連敗した金子は今年3月11日、ノーランカーの相馬一哉(一力)を4回TKOで下し、14年8月以来の勝利を挙げた。これが再起2戦目となるが「あすはランカー対決だし、本当の復帰戦。完全復活を見せたい。いい練習ができた。やることはやってきたので明日が楽しみ」と笑顔。

 自身の長所を見つめ直し、ジャブを磨いてきたという金子は「タイミング、角度を意識して、いかに当てるかを考えてきた。ジャブが当たれば、次のパンチも当たるし、リズムが出てくる。そこから自分のペースをつかむことが大事」とテーマを課している。数日前から顔などにヘルペスの症状が出たが「練習には影響なかったし、熱も痛みもないので大丈夫」と問題なしを強調した。

 4月で37歳になった高畑はこれまでも前日本王者の内藤律樹(E&Jカシアス)、現日本王者の尾川堅一(帝拳)ら、数々の国内の強豪と対戦してきたが、金子については「もともと好きな選手。参考にしてきたところもあるので憧れに近い気持ちもある。僕の中では日本最強のひとり。試合ができることが光栄」と語った。

 もちろん「自分が持っているもの、全部をぶつけて乗り越えたい」と勝負となれば話は別。「戦前の予想は圧倒的に金子選手優位だと思うけど、それはいつものこと。それで負けたこともあれば、番狂わせを起こしたこともあった。研究とか、作戦とか、深く考えずに気持ちをぶつけたい」と静かに闘志を燃やした。

 セミにも興味深いS・フェザー級の日本ランカー対決が組まれ、2度のタイトル挑戦経験を持つ9位の江藤伸悟(白井・具志堅)と初のタイトル挑戦を目指す14位の末吉大(帝拳)が132ポンド契約8回戦で激突する。これが昨年12月に伊藤雅雪(伴流)の東洋太平洋王座に挑んで以来の再起戦となる江藤は「思いきりやることだけ考える。型にはまらず、自由に伸び伸びやりたい」。

 12年7月、その伊藤に東日本新人王準々決勝で敗れて以来、怪我によるブランクを挟んで8連勝中の末吉も「テーマはいつもどおり、打たせずに打つ。以上です」と話し、どちらも相手どうこうよりも自身に集中していた。第1試合は17時45分開始。試合の模様は10日22時からCS放送の日テレG+で録画放送される。

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