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益田健太郎「日本卒業するつもり」あす川口裕とV1戦

2016年6月8日 16時22分

  あす9日後楽園ホールでゴングとなる「ダイナミックグローブ」の前日計量が8日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインの日本バンタム級タイトルマッチは、王者の益田健太郎(新日本木村)が53.4キロ、挑戦者1位の川口裕(グリーンツダ)がリミットの53.5キロでクリアした。

2年ぶりの再戦となる王者益田(左)と川口

 3月の王座決定戦でWBO世界同級ランカーの田中裕士(畑中)を下し、2度目の王座の初防衛戦を迎える益田(24勝13KO7敗)は「この試合で日本タイトルは卒業だと考えてる」と語り、勝てばOPBF王座、あるいは世界挑戦に進む考えでいることを明らかにした。

 益田は2014年4月、大阪に乗り込んで川口と王座決定戦を争い、10回負傷判定勝ちで最初の王座を獲得した。しかし、3度目の防衛戦で大森将平(ウォズ)に敗れ、手にしていた世界ランキングも喪失。復帰して再び大森の返上した王座に就くという浮き沈みを味わった。この間、心身ともに成長を実感している益田は、今回の川口との再戦を2年間の成長を確認する舞台と位置付ける。先を見据える王者は「技術面での違いを見せつけたい。判定はないでしょうね」と完勝を誓った。

 一方、益田との初戦に「完敗した」という川口(25勝12KO7敗)は、益田戦のあとから体幹を意識したトレーニングを導入するなど改革に着手し、昨年4月にOPBF同級王座を獲得した。ところが、初防衛戦で山本隆寛(井岡)とのダイレクトリマッチに敗れ、益田との再戦を迎えることになった。

 川口の後楽園ホール登場は10年12月に判定で敗れた石本康隆(帝拳=現日本S・バンタム級王者)戦以来5年半ぶり2度目。二重の意味でリベンジマッチになった川口は「(益田との試合は)単純にうれしい。楽しみたいと思っている」と笑顔で決意表明した。試合の模様は11日27時20分からフジテレビで放映される(関東ローカル)。

 あすのアンダーカードには、ランカーが多数出場する。日本S・フェザー級10位の岩井大(三迫)は昨年8月、伊藤雅雪(伴流)とのOPBF・S・フェザー級王座決定戦に敗れて以来の再起戦。林崎智嘉志(八王子中屋)と8回戦を行う。日本フライ級1位の松尾雄太(国際)は元ランカーの渡邉秀行(郡山)と、日本S・ウェルター級2位の斉藤幸伸丸(輪島功一S)はタイ人選手と対戦する。日本S・ライト級3位・松山和樹(山上)vs同11位・永田大士(三迫)の好カードは第4試合。

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