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ワイルダーはアレオーラと選択試合、7.16アラバマ

2016年6月14日 9時15分

 WBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(米=写真左)が7月16日、地元アラバマ州バーミンガムでクリス・アレオーラ(米=写真右)と4度目の防衛戦を行う。ワイルダー陣営が正式に発表した。

 ワイルダー(36勝35KO無敗)は5月21日、モスクワでアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)と指名防衛戦を行う予定だったが、ポベトキンが薬物検査で陽性反応を示し、開催日8日前の時点で試合は無期限延期に。最終的にWBCはワイルダー陣営に選択試合を認め、アレオーラがピックアップされた。

 アレオーラは36勝31KO4敗1分の35歳。2014年5月、バーメイン・スタイバーン(ハイチ=カナダ)と空位のWBC王座を争い6回TKO負け。昨年12月、復帰後3試合目でトラビス・カウフマン(米)にダウンを喫しながら辛くも判定勝ちしたが、試合後にアレオーラからマリファナが検出され、試合はノーコンテストとなった。アレオーラは90日間のサスペンド処分を受け、世界ランキングから外れた。次回発表のWBCランキングで復帰する模様。

 また、ワイルダーとディベラ・エンタテインメント社はポペトキンとワールド・オブ・ボクシングのアンドレイ・リャビンスキー・プロモーターに損害賠償を求め、ニューヨークの裁判所に提訴した。ワイルダー陣営はイベントが延期となり、少なくとも500万ドル(約5億5000万円)の損害を被ったとしている。

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